
AGAをご存知ですか?
AGAは、Androgenetic Alopeciaの略で、男性型脱毛症と呼ばれています。
一般的に20歳代以降に発症し、少しずつ加齢とともに進行していくのが特徴です。
発症や進行には個人差がありますが、放置したり、予防を怠っていると、将来的に髪の8割以上を失ってしまうことも…。
今や日本人男性の3人に1人がAGAだといわれており、いつ自分の身に起こってもおかしくありません。
こちらの記事では、AGAについて少しでも知っていただき、早期予防・早期治療を目的に、AGAのメカニズムや進行パターン、対処法について詳しく解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
AGA(男性型脱毛症)とは?

AGAは、多型性脱毛症(Androgenetic Alopecia)の略称で、男性に起こる一般的な脱毛症の一つです。
主に、遺伝的要因や加齢、ホルモンの影響で引き起こされ、20代から症状が少しずつ表れてくることもあります。
AGAでは、男性ホルモンであるテストステロンがヘアサイクルに影響を与え、徐々に髪の毛が細くなり、最終的には抜け落ちていきます。
脱毛箇所は生え際や頭頂部などが多いです。
自然に治癒することはなく、放置していると症状が進行し、治療が高額になったり、元のように髪の毛を生やすことが難しくなってしまうため、早めのケアが重要です。
AGAのメカニズム

AGAは遺伝的素因が関係しています。親がAGAの傾向を持っていると、その子どももAGAになる可能性が高いです。
AGAは、男性ホルモンであるテストステロンが5α-リダクターゼによってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されることに関連しています。
DHTが毛母細胞にある受容体と結合すると、脱毛因子が発生し、髪の毛のボリュームダウンやヘアサイクルの乱れを引き起こし、毛が抜け落ちて薄毛の原因になります。
AGAを放っておくとどうなるの?
AGAを放置すると、大まかに次のような脱毛の進行が見られる可能性があります。
- 髪の薄毛:最初に髪の毛が細くなり、毛髪の直径が減少します。これは通常、頭頂部や前頭部の地肌が透けて見えるようになることで表れます。
- 脱毛の進行:抜け毛が増加し、髪の毛が徐々に失われていき、地肌が広範囲に露出することがあります。一般的には、頭頂部と前頭部の髪の後退がみられます。
- 永続的な薄毛:放置したままだと、徐々に髪の毛が失われていき、永続的な薄毛や部分的なハゲが残ることがあります。
AGAの進行パターン

Ⅰ型:前頭部の生え際がM字型に後退しはじめた状態
Ⅱ型:Ⅰ型よりも後退が進み、さらに進行した状態
Ⅲ型:Ⅱ型よりもさらに進行し、頭髪全体のボリュームが薄くなっている状態
Ⅳ型:前頭部の生え際がⅢ型よりも後退し、頭頂部もO型に薄くなってきた状態
Ⅴ型:Ⅳ型がさらに進行した状態
Ⅵ型:Ⅴ型が進行し、前頭部や頭頂部だけでなく、側頭部の毛量も減ってきた状態
Ⅶ型:前頭部と頭頂部の薄毛部分がつながり、唯一の発毛部分が側頭部のみの状態
AGAの原因は?

AGAの原因は、加齢以外に遺伝的要因とホルモンの影響が大きく関係しています。
- 遺伝的要因
AGAは遺伝的な傾向が強く、例えば父親がAGAの場合はその子どもも発症リスクが高まることがあります。特定の遺伝子が、髪の毛のサイクルや成長に影響を与えるといわれています。
- ホルモンバランスの変化
男性ホルモンであるテストステロンが5α-リダクターゼによってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されることに関連しています。
DHTが毛母細胞にある受容体と結合すると、脱毛因子が発生し、髪の毛のボリュームダウンやヘアサイクルの乱れを引き起こし、毛が抜け落ちて薄毛の原因になります。
- 加齢
AGAの進行を防ぐにはどうすればいい?

AGAは早期に対処することで、脱毛の進行を抑制し、進行を遅らせることができる場合があります。治療法や対処法には以下のようなものがあります。
- 薬物療法
- 外科的な介入
- ヘアケア製品
これらを適切に利用することで、症状をコントロールすることが可能です。
まとめ
今回は、AGAのメカニズムや進行パターン、対処法について解説しました。
AGAの原因や症状を知っておけば、早期発見・早期治療につながります。
AGAは早めにケアをすることで進行を遅らせたり、防ぐことが可能です。
もしかして…と思ったら、一人で悩まずかかりつけ医に相談してみましょう。