整髪料は髪や頭皮にNG?整髪料を使いすぎると薄毛になる?整髪料の注意点を解説

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整髪料は髪型を整えるために便利ですが、誤った使い方や過剰な使用は髪や頭皮を傷める可能性があります。

特に整髪料に含まれる化学成分が、頭皮の健康に影響するといわれています。

過度な使用は髪の毛を重くし、毛根に負担をかけて薄毛の原因になることもあります。

本記事では、適切な整髪料の選び方や正しい使用方法、頭皮と髪の健康を守るための注意点について詳しく解説します。

整髪料とは?

整髪料とは、髪型を整えたり、スタイルをキープしたりするために使用するヘアスタイリング製品の総称です。

ワックス、ジェル、ムース、スプレー、ポマードなど、さまざまな種類があり、それぞれ質感や仕上がりに違いがあります。

整髪料には、髪にボリュームを与えるもの、ツヤを出すもの、強力にキープするものなどがあり、用途や髪質に応じて選ぶことが大切です。

ただし、成分や使用方法によっては、頭皮や髪に負担をかけることもあるため、適切に使うことが重要です。

整髪料の種類

整髪料にはさまざまな種類があり、それぞれ仕上がりや使用感が異なります。

整髪料を選ぶ際は、自分の髪質やスタイルに合ったものを選び、適切な使用を心がけましょう。

以下に代表的な整髪料の種類と特徴を紹介します。

1. ワックス

特徴:適度なホールド力と動きをつけやすい整髪料。マットタイプやツヤタイプがあり、ナチュラルなスタイルから束感のあるヘアスタイルまで幅広く対応。


適した髪型:ショート~ミディアムヘア、束感・動きを出したいスタイル

2. ジェル

特徴:水溶性でセット力が強く、ツヤのある仕上がりになる。乾くと固まり、しっかりしたスタイルを長時間キープ可能。


適した髪型:オールバック、ビジネススタイル、ツヤ感のあるスタイル

3. ムース(フォーム)

特徴:泡状の整髪料で、髪になじみやすく、ナチュラルな仕上がりになる。カールやウェーブヘアのセットに適している。


適した髪型:パーマヘア、ウェーブスタイル、ボリュームを出したい髪型

4. スプレー

特徴:霧状に噴射し、セットした髪をキープする。ハードスプレーは強力なホールド力があり、ソフトスプレーは軽い仕上がりになる。


適した髪型:セットした髪の固定、まとめ髪、アップスタイル

5. ポマード

特徴:油分が多く、強いツヤとキープ力が特徴。水性タイプと油性タイプがあり、水性は洗い落としやすく、油性は長時間キープできる。


適した髪型:クラシックなヘアスタイル、七三分け、オールバック

6. クリーム・バーム

特徴:ワックスより柔らかく、適度なセット力とツヤ感を与える。保湿成分が含まれていることが多く、髪をケアしながらスタイリングできる。


適した髪型:ナチュラルスタイル、乾燥が気になる髪

7. グリース

特徴:ジェルとポマードの中間のような質感で、ツヤとセット力がありながら、ジェルほど固まらない。再セットが可能。


適した髪型:ツヤを出したいヘアスタイル、パーマヘア

整髪料の成分

整髪料には、髪を整えたりキープしたりするためにさまざまな成分が含まれています。

主な成分の役割や影響を理解することで、髪や頭皮に優しい整髪料を選ぶことができます。

1. 固める成分(セット成分)

髪型をキープするために配合されている成分で、ホールド力や仕上がりの質感に影響します。

  • ポリマー(合成樹脂):髪に膜を作り、形をキープする(例:ポリビニルピロリドン、アクリル系ポリマー)。
  • グリセリン:柔軟性を持たせつつ、しっかりとしたセット力を提供。

2. 保湿成分

髪の乾燥を防ぎ、うるおいを与える成分。乾燥によるダメージを抑える効果もある。

  • ヒアルロン酸:高い保水力を持ち、髪のパサつきを防ぐ。
  • プロピレングリコール(PG)・ジプロピレングリコール(DPG):水分を保持し、髪にしっとり感を与える。

3. ツヤを出す成分

髪にツヤを与え、美しく見せるために配合されている成分。

  • シリコーン(ジメチコン、シクロペンタシロキサンなど):髪表面をコーティングし、ツヤを出す。
  • ミネラルオイル・植物オイル(ホホバオイル、アルガンオイルなど):天然由来のオイルで、ツヤ感をプラスしながら髪を保護。

4. 油性成分(ベース成分)

整髪料の伸びを良くし、髪になじみやすくする。種類によって使用感が異なる。

  • ワセリン・ミネラルオイル:ポマードやグリースに使われ、しっとりした仕上がりになる。
  • エステルオイル:軽い使用感で、べたつきを抑えた仕上がり。

5. 溶剤(基材)

整髪料の成分を溶かし、適切な粘度や使用感を作る。

  • :水溶性の整髪料に使用され、軽い仕上がりになる。
  • アルコール(エタノール、イソプロパノールなど):揮発性が高く、乾きやすく軽い質感を作るが、頭皮の乾燥を招くこともある。

6. 防腐剤・香料

品質を維持し、使用感を良くするための成分。

  • パラベン・フェノキシエタノール:防腐剤として使用され、製品の劣化を防ぐ。
  • 香料:整髪料の香りを調整し、使用感を向上させる。

注意すべき成分

  • アルコール類(エタノールなど):乾燥しやすいため、敏感肌の人は注意。
  • シリコーン類:使いすぎると髪が重くなり、洗い落としにくくなることがある。
  • 合成ポリマー:強いセット力を持つが、長期間使用すると髪や頭皮に負担がかかることも。

整髪料を選ぶ際は、髪質や頭皮の状態に合った成分をチェックし、負担の少ないものを選ぶことが大切です。

整髪料の成分が頭皮や髪に与える影響

整髪料の成分は、正しく使用すれば髪型を整えるのに役立ちますが、使い方や成分によっては頭皮や髪に悪影響を及ぼすことがあります。

ここでは、整髪料の成分が頭皮や髪に与える影響を詳しく解説します。

1. 頭皮への影響

(1) 毛穴詰まりの原因になる

  • 油性成分(ワセリン、ミネラルオイル、シリコーンなど)
    • ポマードやグリースなどに含まれる油分が頭皮に残ると、毛穴を塞ぎ、皮脂の分泌を妨げる可能性がある。
    • 洗い残しが続くと、炎症やかゆみ、フケの原因になることも。

(2) 頭皮の乾燥を引き起こす

  • アルコール(エタノール、イソプロパノールなど)
    • 揮発性が高く、速乾性のある整髪料に含まれていることが多い。
    • 過度な使用は頭皮の水分を奪い、乾燥やかゆみ、フケを引き起こすことがある。

(3) 頭皮トラブル(炎症・かぶれ)

  • 防腐剤(パラベン、フェノキシエタノール)や香料
    • 人によってはアレルギー反応を引き起こし、かゆみや炎症の原因になることがある。
    • 特に敏感肌の人は無添加や低刺激の整髪料を選ぶのが望ましい。

2. 髪への影響

(1) 髪がパサつく・傷む

  • アルコール類・合成ポリマー
    • アルコールは髪の水分を奪いやすく、使いすぎるとパサつきや枝毛、切れ毛の原因に。
    • 合成ポリマー(ポリビニルピロリドンなど)は髪に膜を作るが、長時間つけっぱなしにすると髪の呼吸を妨げることがある。

(2) 髪が重くなり、ボリュームがなくなる

  • シリコーン・ミネラルオイル
    • 髪表面をコーティングし、ツヤを出すが、蓄積すると髪が重くなり、根元のボリュームが出にくくなる。
    • 特に細毛や軟毛の人は、軽めの整髪料を選ぶのが良い。

(3) 髪の成長を妨げる可能性

  • 毛穴詰まりによる影響
    • 毛穴が詰まると髪の成長に必要な栄養が行き渡らず、抜け毛や薄毛のリスクを高めることがある。
    • しっかりと洗い流すことが重要。

整髪料の選び方

整髪料は種類や成分によって仕上がりや髪への影響が異なります。

自分の髪質や理想のスタイルに合ったものを選ぶことで、より扱いやすく、髪や頭皮への負担を減らすことができます。

1. 髪質に合った整髪料を選ぶ

(1) 細毛・軟毛の人

おすすめ:軽めのワックス、ムース、軽めのスプレー

  • 重い整髪料は髪がペタッとしやすいので、軽めのテクスチャーが◎
  • ボリュームを出しやすいムースや、軽いホールド力のスプレーが使いやすい

避けるべきもの:ポマード、ヘビータイプのワックス、オイル系整髪料

  • 油分が多いと髪がつぶれやすく、ボリュームがなくなる

(2) 剛毛・多毛の人

おすすめ:ハードワックス、ジェル、グリース

  • 髪が硬く動かしにくいため、セット力の強いワックスやジェルが◎
  • まとまりを出すにはグリースやポマードも効果的

避けるべきもの:軽いスプレーや水分の多いムース

  • セット力が弱く、時間が経つと崩れやすい

(3) クセ毛・パーマヘアの人

おすすめ:ムース、クリーム、バーム

  • クセやカールを活かすなら、まとまりやツヤ感を出せるムースやクリームが◎
  • 水分を含む整髪料でウェーブをきれいに見せる

避けるべきもの:ジェルやハードワックス

  • 髪がバリバリになり、ナチュラルなウェーブが失われやすい

2. 仕上がりに合わせて選ぶ

仕上がりイメージおすすめ整髪料
ナチュラルクリーム、バーム、ソフトワックス
ツヤありポマード、ジェル、グリース
マット(ツヤなし)マットワックス、ドライワックス
ふんわりボリュームムース、軽めのワックス
がっちり固定ハードジェル、ハードワックス、ハードスプレー

3. 成分にも注目!髪や頭皮に優しいものを選ぶ

(1) 頭皮が敏感な人は「低刺激」タイプを選ぶ

  • ノンアルコール(エタノールフリー):乾燥を防ぐ
  • シリコーンフリー:毛穴詰まりを防ぐ
  • 無香料・防腐剤フリー:アレルギー反応を防ぐ

(2) 髪のダメージが気になる人は「保湿成分配合」タイプを選ぶ

  • アルガンオイル・ホホバオイル:髪にツヤと潤いを与える
  • ヒアルロン酸・コラーゲン:髪を乾燥から守る

(3) 水性 or 油性の違いを知る

  • 水性整髪料(ジェル・水性ポマード):洗い流しやすく、ベタつきにくい
  • 油性整髪料(グリース・油性ポマード):ツヤが持続するが、シャンプーで落ちにくい

4. シーンに応じて選ぶ

(1) ビジネスシーン

  • きっちり整った髪型にするなら ジェルやポマード
  • ナチュラルな印象なら ソフトワックス

(2) カジュアルスタイル

  • 動きをつけるなら ワックス
  • ふんわりした質感なら ムースやクリーム

(3) スポーツ・アクティブな場面

  • 崩れにくい ハードジェルやハードスプレー が最適

髪や頭皮へのリスクを最小限にする整髪料の使い方

  • 整髪料は適量を使う:過剰に使用せず、髪全体に均一になじませる。
  • 寝る前にしっかり洗い流す:整髪料をつけたまま寝ると毛穴詰まりや頭皮のトラブルを招くため、シャンプーでしっかり洗い流す。
  • 低刺激の整髪料を選ぶ:アルコールフリーや無添加のものを選ぶと、頭皮や髪への負担を軽減できる。
  • 頭皮マッサージをする:血行を促進し、毛穴の詰まりを防ぐことで、健康な髪を育てる。

まとめ

今回は、適切な整髪料の選び方や正しい使用方法、頭皮と髪の健康を守るための注意点について解説しました。

整髪料は髪型を整えるのに便利ですが、使用方法を誤ると頭皮や髪に負担をかけることがあります。

自分の髪質やスタイルに合った整髪料を選び、適量を使用することが大切です。

また、整髪料は寝る前にしっかり洗い流し、頭皮の健康を保つことも重要です。

アルコールやシリコーンなどの成分にも注意し、低刺激のものを選ぶことで、髪や頭皮へのダメージを最小限に抑えられます。

日頃のケアを心がけながら、理想のヘアスタイルを楽しみましょう。

サイト運営者:小森 蘭子
大学在学時、管理栄養学を専攻。現役で管理栄養士国家試験に合格し、管理栄養士の資格を取得。その他に栄養士、栄養教諭免許を保持。 フードコーディネーター、パンシェルジュ検定2級取得など、食のプロフェッショナルとして幅広い知識を得ている。 栄養職員として小学校で2年間勤務した後、特定保健指導の仕事に管理栄養士として3年間従事していた経験がある。 現在はパン屋さんとWEBライターを掛け持ちしながら、家事や子育てにも邁進中。 自分のレシピ本を出版するのが夢。 世界中の人と料理の素晴らしさを共有し、かけ橋になれるような管理栄養士・料理家を目指している。 夢に向かって、ライターの経験を積みながら、フード撮影やレシピ開発等も勉強中。
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