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ドイツで開発された薄毛治療薬「パントガール」。世界で初めて効果が認められ、国内のクリニックでも取り扱われています。
パントガールは医薬品であるにもかかわらず、サプリメントのように手軽に摂取できるのが魅力。しかし、効果が出るまでに一定期間を要するため、長くて半年~1年は飲み続けなければなりません。
半年~1年となると、体調を崩すこともありますよね。特に、女性が振り回されやすいのが、生理にまつわるホルモンバランスの悩みです。
生理前はイライラして感情コントロールができなかったり、だるくて起き上がれなかったり、日常生活に影響を及ぼすこともしばしば。ピルの服用を習慣化している方もいらっしゃるかもしれませんね。
このようにパントガールだけではなく、ピルを代表して、風邪を引いた時は風邪薬、頭痛がしたら頭痛薬など、他の薬を飲まなければならないこともあると思います。
そんな時に気になるのが、この薬…パントガールと併用して大丈夫?という疑問。
今回は、ピルをパントガールと併用しても大丈夫かどうか、他の日常的に使う市販薬などはどうか、検証していきます。
ピルがよく分からないという方の為にも、まずはピルがどんな薬なのか詳しく解説していきます。
ぜひ、読んでみてくださいね。
そもそもピルとは?
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ピルとは、女性の卵巣でつくられる「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)を含んだ錠剤です。一般的に経口避妊薬と呼ばれ、女性が妊娠を避けるために服用する医薬品です。
ピルは排卵を抑制し、子宮内膜の厚さを変化させたり子宮頚管の粘性を変えることで、受精卵が着床するのを防ぐ働きがあります。
避妊のみならず、月経不順や月経痛の緩和、卵巣・子宮内膜症の治療など、様々な用途に使われます。
医師の指示の元、副作用やリスクを理解した上で適切に使用することが必要です。
ピルにはどんな種類がある?
1. 経口避妊薬
種類 | 説明 | 薬の名称 |
低用量経口避妊薬(低用量ピル) | エストロゲンとプロゲステロンを低い量で含む避妊薬。21日間または28日間のサイクルで摂取します。避妊の効果が99%以上あり、生理痛やPMS(月経前症候群)などにも効果があります。 | トリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユ |
緊急避妊薬 | 非常に高い量のプロゲステロンを含むもので、性行為後72時間以内に摂取し、妊娠を防ぐために使用されます。 | レボノルゲストレル(ノルレボ) |
ミニピル | 主にプロゲステロンのみを含むピルで、エストロゲンを摂取できない場合(肥満、喫煙者、高血圧、授乳中の方)に使用されます。エストロゲンが含まれていないため、血栓症のリスクがほとんどありません。 | セラゼッタ、ノリディ、マイクロノア |
2. 月経周期調節のためのピル
3. 月経痛や月経不順を治療するためのピル
4. ホルモン置換両方(HRT):閉経後期の女性ホルモンレベルを調整するための薬。エストロゲンやプロゲステロンを補うことで、閉経に伴う症状を和らげます。
ピルの副作用には何がある?
ピルの副作用には以下のようなものがあります。
吐き気、嘔吐、乳房の痛み、頭痛、不正出血、体重変化、気分の変化、血栓のリスク、腹痛
特に不正出血は約20%の方が経験するであろう、最も多い副作用になります。
他の方にも共通する副作用のため、自分の体がおかしいのでは?と過度に心配する必要はありませんが、不正出血が長期に渡って続いたり、急な体重の増減や激しい胸痛、めまいなどを感じたら、すぐにかかりつけ医に相談するようにしましょう。
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ピルはパントガールと併用しても大丈夫なの?
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パントガールはビタミンやタンパク質などの栄養素を主成分としていることから、ピルと併用しても問題ないといわれています。
風邪薬や頭痛薬、腹痛の薬など、その他日常的に使用する医薬品と一緒に飲んでも副作用の事例は確認されていません。
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ピルと併用禁忌の医薬品には何がある?
種類 | 説明 | 薬の名称 |
抗てんかん薬 | ピルと抗てんかん薬の一部は、ピルの効果を減少させ、避妊効果が弱まる可能性があります。 | フェノバルビタール、カルバマゼビン、フェニトイン |
抗結核薬 | 一部の抗結核薬は、ピルの効果を低下させ、避妊効果が減少するリスクがあります。 | リファンビシン |
抗HIV薬 | HIV治療薬の中には、ピルの効果を変化させる可能性があるものもあります。 | 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬、HIVプロテアーゼ阻害薬 |
抗生物質 | ピルの吸収を妨げたり、避妊効果を低下させる可能性があります。 | テトラサイクリン系、ペニシリン系 |
一部の植物由来の製品 | ピルの効果を低下させるリスクがあります。 | ヨハンニスブルク、セントジョーンズワート |
解熱鎮痛薬 | ピルの効果を低下させるリスクがあります。 | アセトアミノフェン |
パントガールとピルを併用するメリットは?
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ピルを服用する場合は、ビタミンや栄養素を適切に摂取することが重要です。ピルを使用することで、特にビタミンB群が過度に使用されてしまうため、体内で不足しやすい傾向があるためです。
パントガールには、ビタミンB1が豊富に含まれているため、ピルで不足していた分を補い、ストレスや疲労を軽減し、全身の健康状態をサポートする効果が期待できます。
パントガールとピルを併用することは、健康を保つためにメリットがあるといえます。
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併用によって、もしも体に異常が起きたら?
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パントガールとピルを併用して何か異常が出た場合、飲み合わせが原因である可能性は低いです。つまり、どちらかの薬が体に合っていないといえるでしょう。
パントガールは栄養素でできたサプリメントのようなものなので、副作用は現状確認されていません。
ピルは筆者も一時期飲んでいたことがありますが、それによる腹痛と不正出血に度々悩まされたことがありました。
ピルは副作用が出やすい医薬品のため、心配になったらかかりつけ医に相談してみましょう。
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パントガールとピルを併用する時に気をつけるポイント4点
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パントガールとピルを安全に併用していただくために、以下の4点にポイントをまとめました。
1. 用法・用量を必ず守って併用しましょう
パントガールとピルどちらにおいても、パッケージ記載文や処方時に医師・薬剤師から説明された用法・用量を必ず守って服用しましょう。
パントガールは、成人は1日3カプセル、朝・昼・晩に、1回1カプセルずつ服用します。
もし、パントガールを飲み忘れたら、そのまま抜かし、次のタイミングからまた同じように服用しましょう。
飲み忘れたからといって、次のタイミングで2カプセル以上服用するのは止めましょう。
また、12歳以下の方はパントガールを服用できませんので、ご注意ください。
2. ピルを併用する前にかかりつけ医に相談しましょう
ピルを病院で処方してもらう際に、かかりつけ医にパントガールと併用しても大丈夫か確認するようにしましょう。
中には、医師からパントガールの成分を尋ねられる場合もありますので、現物を持参することが望ましいです。
3. 服用するピルの副作用をあらかじめ確認しておこう
ピルといっても、上記のように様々な種類のピルがあり、副作用も異なります。また、症状も人によって個人差があります。処方されたピルの副作用をあらかじめ確認しておきましょう。
どんな副作用があるかを知っておけば、仮に症状が出たとしても落ち着いて対処できます。
また、パントガールと併用する場合も、ピルの方に原因があると分かります。
4. ピルとパントガールの併用をいきなり同時に始めない
ピルもパントガールもどちらも初めて試す場合は、いきなり同時に摂取をスタートしないでください。
症状が出た場合、どちらが体に合わないのか、原因を特定できないリスクがあるためです。
両方服用する場合は、時期をずらして、体に慣れてきたタイミングで次の薬を服用しましょう。
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まとめ
今回は、ピルとパントガールを併用しても大丈夫か、他の風邪薬や頭痛薬など一般的な市販薬は問題ないかどうか検証しました。
結論として、パントガールとピルを併用することは可能です!
パントガールはビタミンやタンパク質などの栄養素から造られているため、ピルと一緒に服用しても健康への影響は少ないといわれています。
実際に両者を併用していて症状が出たという報告も特に見られなかったため、安心してお使いいただけると思います。
心配な方は、必ずかかりつけ医に相談してから併用しましょう。
ピルは女性の体を守ってくれる薬であり、パントガールはいつまでも健やかで美しい髪を保つための栄養剤です。
どちらの薬も女性の味方なので、上手く付き合っていきたいですね!
この記事が少しでも、みなさんの疑問の解消のお役に立てれば幸いです。
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