近年、薄毛に悩む方々の間で注目を集めているのが、意外にもピーマンの種です。
普段は捨てられがちなこのピーマンの種には、驚くべき栄養が詰まっていることをご存知でしょうか?
本記事では、管理栄養士監修のもと、ピーマンの種に含まれる育毛に効果的な栄養成分や、その活用方法について詳しく解説します。
薄毛ケアに新たなアプローチを取り入れて、健康な髪を手に入れましょう。
ピーマンに含まれる薄毛に効果的な栄養素とは?
薄毛対策として食事から摂取する栄養素は非常に重要です。
特にピーマンには、髪の健康をサポートする多くの栄養素が含まれています。今回は、ピーマンに含まれる薄毛に効果的な栄養素をご紹介します。
ビタミンC | ピーマンはビタミンCが豊富で、レモンやオレンジなどの柑橘類よりもビタミンCが多く含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、コラーゲンは髪の構造を維持するのに重要です。また、抗酸化作用があり、毛根を酸化ストレスから保護します。 |
ビタミンA | ピーマンにはビタミンAも含まれています。ビタミンAは頭皮の健康を保ち、皮脂の分泌を調整するのに役立ちます。健康な頭皮から健康な髪が育ちます。 |
ビタミンE | ビタミンEは抗酸化作用があり、血行を促進して頭皮の健康を維持します。血行が良くなることで、毛根に十分な酸素と栄養が供給され、髪の成長が促進されます。 |
鉄分 | ピーマンには鉄分も含まれており、赤血球の生成を助けます。これにより、血液の酸素運搬能力が向上し、毛根に必要な酸素と栄養が届きやすくなります。 |
亜鉛 | 亜鉛は髪の成長をサポートする重要なミネラルであり、毛髪の再生を助けます。亜鉛不足は薄毛の原因の一つとされているため、十分な摂取が推奨されます。 |
ピーマン(特に赤ピーマン)はビタミンCの含有量が非常に高く、赤ピーマン100gあたりのビタミンC含有量は約140㎎程度とされています。これは、オレンジのビタミンC含有量の約2.6倍に相当します。
気になるピーマンの種に含まれる栄養素は?
ピーマンの内部で種が付いている部分を胎座(たいざ)といいます。
ピーマンの種を支えているワタになる部分で、「ピラジン」という苦み成分が含まれているため、食べずに廃棄しがちですが、血液をサラサラにしたり、栄養が豊富なことで知られています。
ピーマンの種(胎座)に含まれている栄養素↓
◎ビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、食物繊維
こんなに栄養が含まれているのに…捨てるのはもったいないですね!
ピーマンの種(胎座)も捨てずにスムージーに加えたり、細かく刻んでサラダに混ぜたりすることで無駄なく栄養を摂取できるんです。
食材廃棄量も減らすことができますし、一石二鳥ですよね!
ピーマンの種の効果的な摂取方法
① スムージーに加える
ピーマンの種をスムージーに加えることで、無駄なく栄養を摂取できます。他のフルーツや野菜と一緒にブレンドして飲むと、種の存在が気になりにくくなります。
おすすめのミキサーはこちら↓
ジューサーミキサー(Angashion)
水の量を減らして野菜をたっぷり使った濃いスムージーを作ったり、朝から元気をくれるコーヒーを作ったりすることができるファイバーミキサーです。
食材の繊維質をカッターが細かく撹はん、食材を口あたりなめらかに仕上げてくれます。
さらに、ジュースや離乳食を作ることはもちろん、コーヒー豆をコーヒー粉に挽いたり、てん茶を抹茶に挽いたり、キューブアイスをフレークアイスに粉砕したりすることも可能です。
② サラダにトッピング
ピーマンの種を細かく刻んでサラダにトッピングすることで、食感と栄養をプラスできます。少量を加えるだけでも効果があります。
③ 調理に利用
スープや炒め物にピーマンの種をそのまま加えることもできます。調理中に他の具材と一緒に炒めたり煮込んだりすることで、自然に摂取できます。
ピーマンの種を使った育毛ケアの実践例
ピーマンの種を使った育毛ケアの例は、天然の成分を利用して髪の健康を促進する方法です。
以下に、ピーマンの種を使った育毛ケアの具体的な実践例を紹介します。
その1:ピーマンの種オイルの作成
- ピーマンの種・・・約1カップ
- キャリアオイル(オリーブオイル、ココナッツオイルなど)・・・1カップ
1. ピーマンの種をよく洗い、乾燥させます。フードプロセッサーで種を細かく砕きます。
2. 鍋にキャリアオイルを入れ、低温で温めます。砕いたピーマンの種を鍋に加え、15~20分間温めます。焦げないように注意しながら、オイルに種の成分を抽出させます。
3. 火を止め、オイルを冷まします。冷めたオイルをガーゼやコーヒーフィルターを使って濾します。オイルを清潔な瓶に移し、冷暗所で保存します。
使用方法:
- オイルを少量取り、頭皮に直接塗布します。
- 指の腹を使って円を描くように優しくマッサージします。5~10分間行います。
- そのまま1時間以上置き、シャンプーで洗い流します。週に1~2回行うのが理想的です。
その2:ピーマンの種エキス入りヘアマスク
- ピーマンの種エキス(上記のオイル作成方法で作ったもの)・・・大さじ2
- ヨーグルト・・・大さじ2
- はちみつ・・・大さじ1
1. ボウルにヨーグルトとハチミツを入れ、よく混ぜます。ピーマンの種エキスを加え、さらによく混ぜます。
2. ヘアマスクを頭皮と髪全体に均等に塗布します。シャワーキャップをかぶり、20~30分間放置します。
3. ぬるま湯でしっかりと洗い流し、通常のシャンプー・コンディショナーを使用します。
その3:ピーマンの種を使ったスカルプスクラブ
- ピーマンの種(乾燥させ、粉末にしたもの)・・・大さじ2
- シュガーまたは塩・・・大さじ2
- ココナッツオイル・・・大さじ1
- ピーマンの種を粉末にし、シュガーまたは塩と混ぜます。
- ココナッツオイルを加え、均一なペースト状になるまで混ぜ、スクラブを作ります。
- スクラブを頭皮に塗り、優しくマッサージします。5分程度行います。ぬるま湯で洗い流し、シャンプーで仕上げます。
日常に取り入れるピーマンの種:簡単レシピ紹介
-パプリカとれんこんのマリネ-
- パプリカ(赤または黄)・・・1/2
- れんこん・・・400g
- オリーブオイル・・・大さじ2
[A]
- 酢・・・240cc
- はちみつ・・・大さじ2
- 砂糖・・・小さじ4
- 塩こしょう・・・少々
- パプリカの種
① パプリカはヘタを取り、5mm幅に切る。パプリカの種を残しておく。れんこんは皮をむいて薄切りにする。
② フライパンにオリーブオイル(大さじ2)を入れ、中火で熱して、レンコンを入れて炒める。レンコンが透き通ってきたら、パプリカも加えてサッと炒める。
③ 【A】を混ぜ合わせ、②と和える。冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。
まとめ:ピーマンの種で始める新しい育毛ケア
今回は、管理栄養士監修のもと、ピーマンの種に含まれる育毛に効果的な栄養成分や、その活用方法について解説しました。
特に、ピーマンの種にはビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、食物繊維が多く、これが頭皮の血行を促進し、毛髪の成長をサポートすると言われています。
また、抗酸化作用も強く、細胞の老化を防ぐ効果が期待できます。
ピーマンの種を日常的に取り入れる方法としては、スムージーやサラダ、マリネなどがおすすめです。
オリジナルの育毛ケアについても、よかったら参考にしてみてくださいね。