【管理栄養士監修】お酒を飲むと薄毛になるって本当!?飲酒と薄毛のメカニズムを解説

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週末の楽しみや会社の飲み会などで、お酒を飲む機会が多い方もいますよね。

実際にお酒を飲むのが大好きな方は、なかなか手放すことが難しいと思います。

実は、お酒と薄毛に因果関係があることをご存知ですか?

ネット上には様々な情報が溢れているため、アルコールを飲んで頭頂部が禿げたなどショッキングな悩みも挙げられています。

それを読むと、自分は大丈夫か?と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

実際に、毎日大量にアルコールを摂取すれば、薄毛になるリスクは高まります。

しかし、適度な量を保ちながら、上手にお酒と付き合っていけば、心配することはありません。

今回は、飲酒によってもたらされる薄毛のメカニズムや対処法、上手にお酒と付き合うコツについて管理栄養士が解説します。

飲酒が薄毛を引き起こす原因は?

飲酒は薄毛の直接的な原因にはなりませんが、長期に渡って過剰なアルコールを摂取すると、以下のような影響があります。

  • ホルモンバランスの乱れ
  • コルチゾール(ストレスホルモン)の増加
  • 成長ホルモンの抑制

順に解説していきます↓

ホルモンバランスの乱れ

アルコールは、男性ホルモン(テストステロン)の代謝を促進するため、DHT(ジヒドロテストステロン)という強力なホルモンが大量に生成されます。

DHT(ジヒドロテストステロン)は、毛根の受容体と結びつき、毛包を縮小させるため、これが髪の成長を妨げ、次第に髪は細く短くなり、抜け落ちていきます。

コルチゾール(ストレスホルモン)の増加

アルコールは、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させます。

コルチゾールが増加すると、髪の成長サイクルが短くなり、毛髪の休止期が長くなるため、薄毛になったと感じます。

抜け毛も多くなります。

■成長ホルモンの抑制

アルコールは、成長ホルモンの分泌を抑制することがあります。

成長ホルモンは、細胞の修復や再生を促すため、健康なヘアサイクルを維持していくために非常に重要です。

成長ホルモンの分泌が抑制されると、ダメージが蓄積されたまま、髪が細く弱くなっていき、最終的には抜け落ちて薄毛となってしまいます。

まだある!過剰な飲酒がもたらす髪への影響

飲酒が髪へもたらす影響は他にもたくさんあります。

以下にその他のリスクをご紹介します↓

■栄養不足

アルコールは、髪の健康に必要な栄養素(ビタミンB群や亜鉛)の吸収を妨げることがあります。

ビタミンB群や亜鉛が不足すると、髪の成長が妨げられ、薄毛につながることがあります。

■肝臓への負担

長期的な飲酒は肝臓に負担をかけ、肝機能が低下することがあります。

肝臓はアンモニアやその他体内の毒素を解毒し、体全体の健康を維持するために重要な役割を果たしています。

肝機能が低下すると、髪の成長にも悪影響を及ぼす可能性があります。

■血行不良

アルコールは、血管を拡張させる一方で、長期的な飲酒は血管を硬化させ、血行不良を引き起こすことがあります。

頭皮への血流が悪くなると、毛根に十分な酸素や栄養が届かず、髪の健康が損なわれる可能性があります。

■ストレスと生活習慣の乱れ

過度の飲酒は、ストレスの増加や睡眠の質の低下を引き起こすことがあります。

ストレスの増加や睡眠の質の低下により、ホルモンバランスが乱れ、髪や頭皮の細胞の修復と再生が追いつかなくなります。

成長ホルモンの分泌が減少し、健康な髪が育たなくなり、脱毛が増える可能性があります。

禁酒や節酒によって得られるメリット

禁酒や節酒によって、以下のようなメリットと共に、抜け毛が減少し、髪の成長速度アップと髪質の改善が期待できます。

  1. ホルモンバランスの改善
  2. 栄養吸収の向上
  3. 血行促進
  4. ストレスの軽減
  5. 肝機能の改善
  1. ホルモンバランスの改善

過度の飲酒はホルモンバランスを崩すことがあり、これが薄毛の原因となることがあります。禁酒や節酒によりホルモンバランスが正常化し、薄毛の進行が遅くなることがあります。

 2. 栄養吸収の向上

アルコールは体内での栄養素(ビタミンB群、亜鉛など)の吸収を妨げることがあります。禁酒や節酒により栄養素の吸収が改善され、頭皮や髪に栄養が行きわたり、髪の健康が向上する可能性があります。

 3. 血行促進

アルコールは一時的に血行を促進しますが、長期的には血管を収縮させ、頭皮の血行不良を引き起こすことがあります。禁酒や節酒により、頭皮の血行が改善され、毛根に必要な栄養が届きやすくなります。

 4. ストレスの軽減

飲酒は一時的にストレスを軽減する効果がありますが、長期的にはストレスを増加させることがあります。ストレスは薄毛の一因となるため、禁酒や節酒によりストレスレベルが低下し、髪の健康に貢献することがあります。

 5. 肝機能の改善

肝臓は体内の毒素を解毒する役割がありますが、過度の飲酒は肝機能を低下させます。肝機能が改善されると、体内の毒素が効果的に排出され、これが髪の健康にも良い影響を与えることがあります。

毎日のお酒の適量はどれくらい?

節度ある飲酒量としては、1日平均純アルコール20g程度です。

女性は男性に比べてアルコール分解速度が遅く、体重あたり同じ量だけ飲酒したとしても、男性に比べて臓器障害を起こしやすいといわれています。

女性の飲酒量は男性の適量の半分に抑える必要があります。

【純アルコール20gの例】

※女性は半分の量に抑えましょう。

酒類適量(男性)適量(女性)
ビール(アルコール度数5%)約500ml(中ジョッキ1杯)約250ml
(小瓶1本、中ジョッキの半分)
ワイン(アルコール度数12%)約200ml約100ml
日本酒(アルコール度数15%)約180ml(一合)約90ml(半合)
焼酎(アルコール度数25%)約80ml約40ml
ウイスキー(アルコール度数40%)約50ml約25ml

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まとめ

今回は、飲酒によってもたらされる薄毛のメカニズムや対処法、お酒の飲みすぎを防ぐための対処法などをご紹介しました。

過度の飲酒は、髪や頭皮だけでなく、その他健康被害にも関わってきます。

体と髪は密接につながっており、体が元気なら髪も元気になります。

ぜひ、今の生活スタイルや食習慣などを見直して、行動を一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。

サイト運営者:小森 蘭子
大学在学時、管理栄養学を専攻。現役で管理栄養士国家試験に合格し、管理栄養士の資格を取得。その他に栄養士、栄養教諭免許を保持。 フードコーディネーター、パンシェルジュ検定2級取得など、食のプロフェッショナルとして幅広い知識を得ている。 栄養職員として小学校で2年間勤務した後、特定保健指導の仕事に管理栄養士として3年間従事していた経験がある。 現在はパン屋さんとWEBライターを掛け持ちしながら、家事や子育てにも邁進中。 自分のレシピ本を出版するのが夢。 世界中の人と料理の素晴らしさを共有し、かけ橋になれるような管理栄養士・料理家を目指している。 夢に向かって、ライターの経験を積みながら、フード撮影やレシピ開発等も勉強中。
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